郊外でのびのび子育て。グラフテクトキッチンの家|鹿追町・N邸

N邸のポイント

  • 周囲に家のない鹿追町の畑の中を敷地に選び、のびのび子育てできる環境に
  • 外壁はアイジー工業「ガルボウ」の黒ガルバリウム鋼板、玄関ポーチは台形デザイン
  • LDKの主役は(株)TJMデザイン「グラフテクト」のキッチン(エバルトメラミン天板)
  • 斜めの玄関ホールから、左右どちらでもLDKへ回れる回遊動線
  • 1階は全室(トイレ含む)床下に暖房パネル、2月入居でも足元からあたたか
  • 脱衣所にアイロン台を造作、洗面ミラー下はマグネットボード

建て主のN様は、ご夫婦とお子さんの4人家族。豊かな自然に包まれて子育てをしたいという思いから、鹿追町の市街地を離れた畑の中に土地を求めました。

キッチンを軸にまとめたLDKや、黒でそろえたモダンな外観などをご紹介します。

黒ガルバリウムでまとめたモダンな外観

外観に選んだのは、黒のガルバリウム鋼板です。台形にデザインした玄関ポーチはご主人のアイデア、窓まわりは朝日社長の提案によるもの。色と素材の質感に統一感をもたせながら、N様らしさの伝わる佇まいに仕上がりました。

「ガルバリウム鋼板と一口に言っても、メーカー品や板金屋さんがつくるものなど、種類はさまざまなんです」と話すのは、設計・施工を手がけた当社の朝日良昌社長。

「今回使ったのはアイジー工業の“ガルボウ”という、比較的新しい製品です。凹凸のある立体的なデザインで見栄えがよく、年数を重ねても波打ちにくい丈夫さがあります。プランニングでは、こうしたデザインの好みを伺いながら決めていきます」

斜めの玄関ホールと、左右へ抜ける回遊動線

玄関ホールは、見た目の面白さと動きやすさを両立させた斜めの配置にしました。右手に進むとファミリークローゼットと脱衣室、左手に進むとパントリー・洗面・トイレがあり、どちらからでもLDKへ抜けられる回遊動線になっています。

キッチンを主役に考えたLDK

LDKづくりの出発点になったのは、オープンハウスで出会って一目ぼれしたという(株)TJMデザインのグラフテクトでした。わざわざ札幌まで見学に足を運び、このキッチンを中心にデザインを固めていきました。

「水まわりだけは少しこだわりたいね、と夫婦で話し合って、存在感のあるキッチンを選びました。木調の下がり天井には間接照明を仕込んで、思い描いていたとおりに仕上がったと思います」とN様。

扉と天板を同じ柄でそろえられるデザインが人気のグラフテクト。その品質はどうなのでしょうか。

「大きな特徴はメラミンの素材です。エバルトメラミンといって、ヨーロッパのメラミンは日本のものより何倍も強いんですよ。天板の上で包丁を使っても傷がつきにくく、きれいな状態が長く保てます」(朝日社長)

キッチンの脇には、暖房や換気などの操作パネルをまとめたニッチを設けました。

日当たりがよく、真冬でもあたたかいリビングは、ご夫婦のお気に入りの場所です。「夏は木陰ができるので、強い日差しは気にならないはずです。自然の条件を活かして設計したい、という思いはいつも持っています」と朝日社長。

電動ブラインドは、レールの上部と左右のブラインド溜まりが壁の中に納まるように設計されています。

「スケルトン階段はデザインとしては好きなのですが、下が見えると少し怖く感じる、と伝えたんです。すると鉄工所で、下側を塞いだ形につくってもらえて。気に入っています」

家事がはかどる水まわりの工夫

脱衣所にはアイロン台を造作し、乾いた洗濯物をその場でたたんだり、アイロンをかけたりできるようにしました。動線が短くなるだけでなく、部屋が散らかりにくくなるのもうれしいところです。

(写真左)洗面ミラーの下の壁は、マグネットボードになっています。水気を含んだ洗面グッズも、すぐに乾かせる使い方ができます。

(写真右)トイレは収納の下を間接照明に。ペンダントライトのやわらかな光と重なって、落ち着いた空間になりました。

2階と寝室、静けさのある空間

「2階の共有ホールは、いずれ子どもたちが友だちを呼んで集まれる場所になれば、と思っています」

主寝室とご主人の書斎の窓は、まるで一枚の絵を掛けたかのよう。心静かに過ごせる場所になりました。

インタビュー:のびのび暮らせる家をめざして

家づくりについて、N様にお話を伺いました。

住宅会社は、どのように選ばれましたか?

カントリーヴィレッジとの出会いは、たまたま目にした外観にピンときたのが、カントリーさんの家だったことです。デザインが気に入った会社はほかにもありましたが、朝日さんは「こうしたい」と伝えると「こういう感じ?」とたくさんの案を返してくれるんです。「自分たちの言いたいことを分かってくれているな」と感じられたのが決め手でした。

郊外の土地は、最初から希望されていたのでしょうか?

はい、周りに家のない土地を希望していました。自分自身、父がつくってくれたターザンロープやアスレチックのある環境で育ったので、子どもたちにも同じような環境を用意してあげたいと思ったんです。この土地は知人が紹介してくれたのですが、当初は地目も山林でした。夏の草刈りは大変ですが、ご近所に気兼ねなく思い切り遊べる環境になって、良かったと感じています。

入居は2月だったそうですね。初めての冬はいかがでしたか?

あたたかいですね。1階はトイレも含めて全部屋の床下に暖房パネルを入れたのですが、床があたたかいとこんなに気持ちがいいのか、という感じです。壁に暖房器具が見えないのも、すっきりしていて気持ちがいいですね。

家づくりを振り返って、これからの暮らしのイメージも聞かせてください。

斜めの廊下をつくるなど、規格住宅では考えられないアイデアで、暮らしやすい動線の家になりました。子ども部屋が1階にあってLDKから近く、様子が伝わる距離感もいいですね。これからは畑もつくりたいですし、林の中にブランコや滑り台も足していきたい。子どもたちにとっては、この家が実家になります。のびのびと過ごしてもらえたら、うれしいです。